「自覚ある狂気の悲しみ」 チラシ

 

    



 

  A4 / 300 dpi / pixel比20%縮小

  


 



「変わらなきゃも変わらなきゃ」とイチローが言ったので(かなり前だが。というか全く必要のない前置きだが)、今回のチラシは新たに3つのことに挑戦してみた。

 「横向き」…表面の絵描きの13氏が突如「表面は横向きにしたい」とのたまったため、それに合わせる形になった。いや別に表面は横向きで裏面は縦向きでもいいんかもしれんけど、それは「どんだけ息合ってないねん」と言わせんばかりだろう。

 「縦書き」…せっかく横向きなんだから、文字は縦書きの方が似合うのではと思った。今回ひとつ分かったのは、文字が横書きの時はなるべく字間と行間を詰めた方がそれらしく見えるのだが、縦書きの場合は逆にある程度の間隔がある方が自然に見えるということだ。「一本の道が見えている・・・」の部分は普通に書いてしまうと機械的になりすぎるので、インデント・行間などを何度も試行錯誤した。

 「黒ベタ」…これまでのチラシは、公演情報などの文字が細かい部分では字が潰れてしまうことを恐れて、すべて白地に黒文字にしていた。しかし今回はレイアウト上、白地の情報部分を設けることが不可能だったため、印刷技術が向上していることを期待しつつ黒地に白文字に挑戦してみた。字が潰れないよう、可能な限り太字にして、また文字を微妙に白く光らせている。黒文字に白い縁をつける方法も試してみたが、あまり読みやすいとは言えず、また見栄えの面でも白文字に劣ったのでやめた。

 以上の他にも今回初めてだったこととして「初めてのシアトリカル應典院なので地図を描いた(たこ焼き屋を入れるのに苦労した)」「初めて演出さんにフロに誘われた」などがある。

 モニターで見る方が実物より明るく見える(モニターの設定にもよるが)ので、実物は上のものよりもうちょっと暗く、そのため風景が見えている部分が狭い。

 全体の雰囲気はなかなか気に入っているが、ちょっとシンプルすぎたかもしれない(前回が派手だったため余計にそう思うのかも。でも前回のはオカルトっぽいとか言われた)。

自己評価 ★★★

 

 

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