「ヒトノミルユメ」 チラシ

 

    



 

  A4 / 300 dpi / pixel比20%縮小

  

 

 今回は、「写真を使ったチラシを作ってみたい」という私の意向が認められ、初の写真入りチラシとなった。・・・のだが、写真はほとんど原型が分からないくらいまで加工されて、完全に背景と化している。これにはちょっとしたワケがある。

 初め私は、演出さんにお願いしてチラシに使うための写真を稽古中に撮ってもらうつもりだった。しかし日程が合わず、結局今までの公演の写真を使うことになった。

 そしてできた第一案では、情報部と題字以外には文字がほとんどなく、写真を「見せる」チラシだった。

 しかし、元が舞台の写真ということもあって写真の持つニュアンスが強い上、それが今回の芝居とは直接関係の無い写真であることと、やはり裏面には文章を入れたい(広い意味での「情報」を載せたい)という演出さんの意向により、写真を「隠す」ことを余儀なくされてしまった。

 自分では第一案はデザイン的になかなか気に入っていたので、どうしても第一案のイメージが頭から離れず、結局それを加工していく形でしか作り進めることが出来なかった(まだまだ頭が固い・・・)。

 最終的に「生・老・病・死を・・・」はどうしてもうまくデザインに取り入れることが出来ずに、安易な手法(おっきくして半透明にして、背景みたくする)に逃げてしまった。自分ではこの部分がすごく安っぽく見えるのだが、他の人が見たらどうなんだろう?

 月蝕シリーズの前作「悲しみのための装置」のチラシも相当な難産だったので、もしかしたらこのシリーズとは相性が悪いのかも?

         

自己評価 ★★★



 

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