成人記念企画・20才+2ヶ月の日々
20才の生活の記録を残しておこうと思い、今から1ヶ月間、日記をつけようと思い立った。 なぜ+2ヶ月なのかというと、単にこの企画を思いついたのがついこないだだったからである。 家からもホームページ更新が出来るようになったことだし。 |
1998年11月
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1998年12月
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今日、一気に寒くなった。
愛用のネズミ男パーカーを貫通して冷気が入ってくる。
最近再び、喘息のような症状が出るようになった。
走った後、少し息苦しくなる。
まあ昔はこんなもんじゃなくて、息をするたびにひいー、ひいー、とすごい音がしていた。
私にとって、歯医者のきゅいーーーーーーんと同じぐらい嫌な音である。
私がもし地獄に堕ちたら、そこは「ひいーひいー」と「きゅいーーーーーーん」というサウンドに満たされているであろう。
今日久々にカオスのBOXに行ったら、焼肉に誘われた。
そのあと家でメールを見てみたら、カラオケと雪山の誘いが来ていた。
最近友人の減少を憂いでいた私は少し安心することが出来た。
皆様、これからもよろしくお願いします。
今日の夕食で、数年ぶりに納豆に挑戦した。
まず匂いを嗅いでみる。「うっ、チョコレートの匂い・・・・・」私は前回と同じ感想を持った。正確に言えば、汗臭いシャツを敷いた上にチョコレートを置いて嗅いだような匂いだ(そんなことしたことないが)。前回は、このごはんとチョコレートと汗シャツの絶妙なハーモニーに敗北したのだった。
今回は、まず納豆に添付のかつおだしのつゆとからしを入れる。さらに醤油をいれてかきまぜ、きざみねぎをふりかけ、とどめに鰹節を半袋入れた。
しかし懸命の調理にも関わらず、匂いは相変わらずである。ここでひるんではいけない、と私は納豆をご飯に乗せ、食べてみた。
おおっ、これならいける!!! 美味くはないが食べられないことはない味である。私は勢いづいた。
しかしやはりそう甘くはなかった。食べていくうちに納豆本来の味と食感がじわじわと迫ってきて、半分ほど食べたところで気分が悪くなってきた。
私は鰹節を残り全部入れて再び食べ始めた。しかしその作戦もそう長くは持たず、ついに家のからしを投入することに決定、チューブからたっぷりとからしを練り出す。そして食べてみると・・・「か・からい・・・・・」もはや納豆は臭くて辛いだけの物体と成り果ててしまった。
というわけで、私は残り1/4ほどを残してギブアップしてしまった。
そんな私は大阪生まれの大阪育ち。というか、今回の行動はちょっと一人っ子ぽかったと反省した。当分納豆は食べません。
今日はちゃりに空気を入れた。
夢中でポンプを押していてふと我に返ると、タイヤの空気を入れるところから水がしみ出ているのに気づいた。
な、なんじゃーこりゃー!!
この液体の成分は何やねん!!
今日は南海電車のサイトにあった時刻表をプリンタで印刷しようとしたのだが、思うようにいかなかった。
ただ普通に印刷すると、平日、難波方面行きだけでB5程度の大きさになってしまう。
これではあまりに不便なので、それを葉書半分ぐらいまでの大きさにしたかったのだが、いろいろやってみて、結局うまくいかなかった。
今のパソコンは細かいところに手が届きそうで案外届かないものである。
私は今日、一度やってみたかった「ケンタッキーフライドチキンの店内で晩ご飯を食べる」を実行した。
しかし、なんとここはセットにドリンクがついていないのである。ドリンクは200円もするがドリンクなしではさすがにつらいので注文して、合計で800円(税別)。
結論。ケンタッキーフライドチキンはお持ち帰りして家で自分で飲み物を用意しよう。
私は学校にいるときはPHSをバイブレーションにしているが、最近コートを着るようになってから、コートのポケットに入れておいて着信に気づかず後でPHSを見ると番号が出ている(つまり、その番号からかかってきてたよということである)ということがある。
今日も2回着信を無視してしまった。
やはりズボンのポケットに入れておいた方がいいだろうか。でもそうすると電磁波が直接腰に当たりそうで怖い。
市大の近くにはローソンが2件ある(やや離れたところにもう1件ある。ありすぎ)、杉本町駅に近い方のローソンでからあげクンを買うと「からあげくんクーポン」なるものが貰える。これを5枚ためるとからあげクンが一袋貰えるのだ。
そして今日からあげクンを買えばついに念願の5枚目が手に入る。苦節2ヶ月、長い道のりだった・・・・・のはずだった。
「あ、今日入れてくれてない!!!」ことに気づいたのは学情で2個目を食べようとしていたときであった。
からあげくんクーポン貰って捨ててる人は私の所へ郵送して下さい。
再帰的プログラム、この世から滅びてしまえ!!!
今日から4日間、両親が帰省するため、半下宿状態である。
今日の分のご飯は炊いてあるので、夕食はおかずを買って帰って食べなければ、ということで私は市大の下宿生の間では有名な「スーパーナショナル」におかずを求めた。30円引きになっている「ふっくらハンバーグ」と「酢豚」、さらにまぐろステーキの缶詰と即席ワンタンと初挑戦のゴマ豆腐。ちょっと買いすぎだけど日持ちするしいいや。
家に帰ってふっくらハンバーグを食べるとふっくらしてなかった。
今日は半下宿2日目だが、そんなこととは関係なく私は高校の友人とカラオケに行き、その後かてきょに行く。
今日初めて学情のコンピュータへの telnet に成功した。telnet とはコンピュータを遠隔操作する手法のことである。ようやく通信関係で情報工らしいことが出来るようになってきた。
半下宿3日目の今日の昼御飯はかに玉を自作することにした。
自作といってもかに玉のもととたまごをといてフライパンで焼くだけだが、私は恥ずかしながら、中学校の調理実習以来フライパンを持ったことがないのだ。このへんは典型的一人っ子と言えよう。
「フライパンに油を引き強火で熱した後Α爾鵝・爾辰海呂茲・討韻討襪韻鼻⊃燭鹵罎諒・・泙星嫋・世覆◆ΑΑΑΑΔ修靴討茲Δ笋・燭鹵罎蕕悗鵑・晶呂砲覆辰榛・腓い鮓・謄侫薀な屬靴農垢蠑紊欧茲Δ箸垢襪・! すでに端っこは完全に火が通っているため、寄せようとすると形が崩れてしまうのだ!! 私は完全にこの罠にはまり、お好み焼きのような形のかに玉が出来上がった。
でも味はおいしかった。
さすが永谷園。
毎週月曜日は介護バイトの日である。このバイトをしていると色々な発見がある。
今日の発見は、大阪市営バスは、前の降り口の階段が変形してリフトになって車椅子を乗せられるということだ(そうでないバスもある)。変形の仕方が、なんかかっこ良かった。
今日で半下宿生活も終わり。
と同時にNTTパーソナルも営業終了した。
火曜日は2限が専門、3限が英語という時間割だが2限の休講があらかじめ分かっていたので3限から行く。
しかし行ってみると3限も休講だった。
仕方が無いのでカオスの邪魔をしに行く。
今日もPHSの着信を見逃してしまった。やはりズボンのポケットに入れておくしかない。早く電磁波の影響をはっきりさせて欲しい。
水曜の3限は「文化と社会の心理」という授業だが、先生があまりやる気がないのか、授業をせずに自分の研究用のアンケートをとってばっかりである(彼曰く、「アンケートに協力することは心理の実験に参加するということ」らしい)。今日は90分ほぼすべてアンケートに費やされた。
まあそれは楽でいいのだが、許せないのはアンケートに名前や学籍番号を記入させそれで出席をとっている(1回につき出席点10点)ということだ。
「アンケートは統計的に処理され個人に迷惑がかかることはありません」などと1ページ目に書いてあるが、それなら何故アンケートに名前を記入させるのか。
出席カードを別に配るなど色々と方法があると思うが。
精神衛生上よろしくない。
今日のお昼はウィステリア(大学の学情センター内にある喫茶店)で「ハッシュトライス」なるものを注文した。
「ハッシュトライス」というのは「ライス」が「ハッシュト」されているのか? しかし何故「ハッシュド」でないのか? もしかして「ハッシュドビーフ ト ライス」の略なのか? だいたい「ハッシュド」ってどういう意味だ? 確か「黙らされた」という意味だったような気が・・・・・。
などと考えていると、注文の時に「ハッシュトライフ」と言ってしまい、もろに聞き返される。
今日の午後8時からは泊まり込みの病院受付アルバイトである。
詳しいことはいずれアルバイト日記のページに書きます。
昨日の晩は結局3時間ほどしか眠れなかった(しかも机の上でうつぶせ)。
午前9時半頃帰宅。今日はさらに午後4時から(正確には4時10分から)かてきょである。3時30分に堺東を発車するバスに乗るのだが、そのためには3時15分頃家を出ればよい。とりあえず2時半頃まで寝てそれから昼御飯を食べてかてきょに行くという計画を立てた。
「3時半やで、家庭教師行けへんの?」という母親の声で目覚めると3時半だった(当たり前だが)。普段寝起きが悪いと言われる私もさすがに飛び起き、大急ぎで支度をしながら、私はかてきょ先までチャリで行く決意を固めた。鞄の中身を出来るだけ軽くして家を飛び出す。この時3時40分。
雨上がりの生乾きでテカテカ光るアスファルトの上を腹減ったと思いながら必死でペダルをこぐ。信号無視しつつ、車道を特攻しつつ、坂道を立ちこぎで突破し、津久野へ向けて疾走する。そしてかてきょ開始が5分前に迫った4時5分頃、ついに私の目の前に、私が乗るはずだったバスが後ろ姿を表した。その時の感動と言えば、もうアラスカ縦断ゴールとか機内クイズ突破とかの比ではない(どっちもした事ないが)。人間(チャリ)がバスを越えたのである。すばらしき人間(チャリ)賛歌。まあバスの行路が途中で迂回してるだけなんだけどね。
こうして私は無事遅刻せずかてきょ先の呼び鈴を鳴らすことができた。
さらに今日、TechWin編集部から拙作フリーウェア「2DGrad」と「マルコフ情報源実験プログラム」を99年3月号に掲載したいというメールが来た。うれしい限りである。
ついにこの日記を続けるのがめんどくさくなってきた。とりあえず17日まではめげずに続けよう。
最近紳士服のダイレクトメールがよく届く。成人式が近いためだ。
こういうダイレクトメール送付用の個人情報ってどういうルートで流れてるんだろう。
どうでもいいが私はかつて進研ゼミのダイレクトメールに入ってた漫画を集めていた。
今日も病院の受付バイトだが、今日は急患がなく、割とゆっくり眠れた。
しかし、何故か1匹だけ蚊がいる。実は前回もいた。もう冬だというのに。しかも今回トイレまでついてきた。もちろん寝ている間も音波攻撃を浴びせてくる。
なぜなんだ。関空に近いからなのか。関係ないぞ。
ご存じの方も多いだろうが、今日阪和線がすごいことになった。東佐野で電車が故障し、完全に阪和線が止まってしまった。
私は病院のバイトの帰り、朝9時30分頃南海羽衣駅で下車し、JR東羽衣駅で切符を買おうとしたところで改札前に人が溜まっているのに気付き、横の看板に目をやると阪和線が車両事故で完全に運休となっている旨が書いてあった。人溜まりの所まで行くとなにやら券を配っており、私も貰ってみるとそれは「振替乗車券 羽衣〜難波」というものだった。駅員に「杉本町まで行きたいのですが」と尋ねると「ではここから杉本町までの切符を買っていただいて、その券と振替乗車券があれば南海の難波まででれます」という説明だった。
私はとりあえず新今宮まで南海で行き、環状線は動いていたのでそれに乗り換えて10時10分頃天王寺に着くと、阪和線ホームに電車は一台もなく人はまばらで、代わりに駅長室付近(ホームの奥のほう)に人が溜まっていて、電光掲示板は何も表示していなかった。しばらくすると「9時55分に故障車両は撤去されましたが、各駅停車日根野行きの到着まであと30分少々かかる見込みです」というアナウンスが流れた。
私はしばらくとどまり状況を観察することにした。「お前は暇人か」と思われる方もおられようが、私はこういう非日常的な場面に遭遇するとなんとなくわくわくしてしまうのである。あぶないヤツである。いや、共感する人は多いはずだ(希望的断言)。
5分おきぐらいに「各駅停車は現在○○を出たところで、到着まであと○○分ほどかかる見込みです」というようなアナウンスが流れ、電車が近づくにつれ人がホームで満たされてきた。「各駅停車は8番線に4両編成で、快速は7番線に8両編成で到着します」というアナウンスがあり、7,8番線ホームは人で溢れかえった。「こんなん入りきるわけないやん」と思ったが、電車が2台到着するとあっという間に全ての人を呑み込んでしまった。
天王寺は飽きたので堺市まで各駅停車で行く。構内の喫茶店で昼メシを食っていると蒸気機関車が「ホーーーッ」とか言いながら通過していく。そのあと30分ほど上り各停を待って杉本町まで戻り、授業を受ける。5時頃線路付近に行くともうかなり復旧している様子だった。
今日はカオスの仕込み(本番前の舞台作りのようなもん)お手伝いをしに一心寺に行く。
やはり演劇の仕込みというのはそのへんの肉体労働系バイトに負けないぐらい大変だ。
演劇というのはたくさんの要素から成り立っている。脚本、役者、照明、音響、美術、大道具、小道具、情報宣伝、雑用、etc・・・・・。それら一つ一つが大変な労力を要している。そして、それらは全て劇団員自らがこなしているのである(作業によってはよその劇団に手伝って貰ったりするが)。たかだか2時間程度の舞台のための前準備に費やす時間と労力は、それはもう誇張でなく莫大なものとなる。
だから学生演劇を見に行く人は、それらの莫大な作業に免じてせめてチケットは値引きせずに買ってあげて欲しい。たまに「儲けたお金はどうしてるの」などと聞かれるがとんでもないことで、利益が上がることなど99%無いと言っていい。
カオスを辞めて私がチケットを売ることはなくなった今だから言えることである。
今日は最後の病院受付バイトである。
出勤時間より30分ほど早く着いたので近くのスーパーに入り夜食用のおりぎりを1個買う。
事件はレジで起こった。レジに表示されたおにぎりの値段は税込みで134円。私は135円出した。1円のおつりである。が!!!
「135円ちょうどお預かりしまーす」
おいおいちょっと待てーい!!
ぬ、しかし1円ごときで目くじらを立てるのも馬鹿げている。そうだ、俺は1円のために恥をかくほど落ちぶれてはいない。
等と0.1秒ぐらいで考えつつ、「あ・・・おつり・・・・・」と言う。
数日分溜めていた日記を書き上げた。
しかし溜めている時点ですでに日記ではない気がする。
今日は演劇を2公演見に行った。カオスとtoy-2である。
しかしやはり演劇というのは密度の濃い見せ物で、1日に2つ見ると疲れる。
単に疲れやすいだけなのだろうか。テレビも最近あまり見ないし、じっと何かを集中して見るという力が衰えているのかも知れない。
くどいようだが毎週月曜日は介護バイトの日である。このバイトをしていると色々と考えさせられる。
今日ふと考えたのは、本当の愛というのはあきらめを越えたところにあるのではないか、ということである。正確に言えば、あきらめを越えたところにあるものは究極の愛の1つの種類ではないか、となる。
前述の「文化と社会の心理」の授業で、情熱は激しく燃え上がった後必ず冷めるものだと聞いた。情熱が一過性のものならば、それが過ぎ去った後こそが大事なんじゃないか。
しかしそう極端に考えすぎるのもバカだ。というか私は色々と極端に考えすぎだ。そのまえに日頃お世話になってる身の回りの人に恩返しをしろという気がする。
気がするだけなんで、しないかも。
ようやく口内炎が落ち着いてきた。
ああ、健康ってなんて素敵なんだ。
健康ってすばらしい。
健康は私の生き甲斐。
もはや健康で無いやつは人にあらず。
うそ。
というわけでこれからは規則正しい生活をしよう。
最近の私は阪和貨物線に電車が走っているのをよく見かける。
今日走っていたのは、あの赤いボディーの南海「こうや号」だった。
しかしやはり留年踏切にはひっかかっていない。
※留年踏切=市大の近くにある、ひっかかると留年してしまう阪和貨物線の踏切。
今日のお昼は市大の近くのとある弁当屋でハンバーグ弁当を注文した。
ここは看板に「おふくろの味」をかかげている。私はちょっぴり手ごねハンバーグを期待した。
しかし、注文してからしばらくすると店の奥の方から「チーン」という音が。
弁当に入ってたのはやたら形の整った、どう見ても冷凍食品ハンバーグ。食べるとさらに冷凍食品ハンバーグ。
でも値段が安い(ハンバーグ弁当大盛りで370円)ので許せる。
あとがき いまさら日記をホームページに載せるなんて何故こんな野暮なことをしやがるんだ、と思われた方もいるかもしれない。 しかしこの日記は確実に良い効果をもたらしてくれた。まあ具体的に言えば、普段話すときの話のネタにしてもらえるというようなことだ。 ホームページというのはいったん作って公開しておけば、後は見たい人が見たいときに見てくれる。しかもコンピュータさえあればどこからでも見られる。こうして作者・読者間のコミュニケーションが増進されていく。他のメディアではなかなか出来ないことである。 最近私の周りの友人たちのホームページが放置状態になっているので、ここはやはり情報工として先陣を切らねばと思い日記の掲載に至った次第である。・・・・・あ、ごめん、今のは今考えました。 とにかく、ホームページは更新してナンボ。毎日はしんどいけど(しんどいという事が分かった)、たまにでも更新しておけばきっといいことがあると思います。 あと、途中で11月29日の日記がすごいことになってるのに気づいたが、一部分だけ文字化けするという現象は珍しいし、なんか楽しいので、あとめんどくさいので、そのままにしておいた。 さらに、もしかしたら気づいた方がいたかもしれないが、このページには隠しカウンターが存在した。「戻る」の下にあるやや横長の点がそれである。この1ヶ月間で述べ81人の方に見ていただいた。感謝します。 ついに私も20才+3ヶ月となりました。これからもよろしくです。 12月18日 |